2007年4月7日土曜日

金田一のアパート事情-1

このところ立て続けに入居者が決まった家主Kさんはとても熱心にアパートの管理をしている。
戸建貸家の他に単身者用12戸のアパートを持っているが、新幹線工事が始まる頃に建てたので、今までは工事関係者や県職員、学校関係者などの入居者でいつも埋まっていて、空き部屋になったことが無かったそうである。
しかし、新幹線が開通してしまった現在では、工事関係者は居なくなり、単身赴任していた人達も、新幹線通勤が可能になり宿泊先が要らなくなったために、空いたままの部屋がこの1,2年続いていて経営に不安を募らせていた。
それで、いろいろ努力をして、部屋の掃除や、条件の検討をして調度品の無償貸与を心掛けるようにしていた。
もともとガスコンロ付の流し台であるが、冷蔵庫、洗濯機、洗濯乾燥機や冷暖房機を装備し、床にはカーペットを敷き、窓には二重のカーテンを吊り下げ、ベッドまで備え付けて、至れり尽くせりの好条件を備えて入居者獲得に努めている。
それでも入居者が中々見つからないのは、入居者にとって表題の家賃のところだけに目が行って選択条件の詳しい説明まで確認納得できないでいるだけで、選択の土俵に乗れないでいるのではないのかと思うのである。
そこのところはやはり仲介に入る業者の配慮の領分で大きな要素を秘めていることだと思う。
借主がちょっとでも、良かったと思ってもらえたら、それだけでも遣り甲斐の持てる仕事なのだから、貸主と一体となって誠意を示すことのできる展開をして行けたら理想だ思っている。

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